思い出のマネ飯#07
こんにちは、4回生マネージャーの藤谷です。 このブログを書くにあたりこれまで担当したマネ飯を考えると、美味しかったもの、インスタ映えを狙ったもの、ちょっと昼休憩しすぎて時短で作ったもの、買い物が歩きだった時代の荷物が重かったもの、作ってるときの会話内容が濃すぎて忘れられないもの、など断片的な記憶から思い出が膨らみました。 しかし私の思い出のマネ飯は自分で担当したものより、昨年インカレのため遠征をした福井の貸家でのマネ飯がとても印象的でした。福井の貸家はザ・おばあちゃん家という感じの一軒家で、リビングとの対面キッチンがありました。キッチンにいると、リビングにいるプレーヤーやごはんの時間になると階段から降りてくるプレーヤーを見てると母のような気分になります。逆にキッチンを離れてリビングにいて、キッチンにいるマネージャー(特に同期の和田)を見ていると本当に母のようでまるで実家にいるような気分になります。 私は学連のため福井インカレでは京大のサポートではなく大会運営に携わりました。自分の大学が出場しているのに、海上でサポートもできない、出艇も見届けられない、ただ陸上本部にこもって作業をするばかりでした。私はどこのマネージャーなのだろうかと京大から心が離れそうでした。全日本インカレという絶対にミスの許されない緊張の毎日に疲れ切って貸家に戻ると、後輩たちが慣れないキッチンで時間をかけて作ってくれたハンバーグやオムライスが置いてありました。慣れ親しんだマネ飯の味に、キッチンにいるマネージャーやダイニングをみんな囲んで話していると自分の居場所に戻ってきたんだと落ち着く時間でした。お腹いっぱい美味しいマネ飯を食べて、心も体も満たされるのを感じました。 現在、プレーヤーは思い出のレースをテーマにブログを書いており、多くのプレーヤーが挫折を感じときのことを書いています。読むだけで涙が出そうです。学連のためレースのときのマネ飯を作る機会はあまりないですが、日頃から食事が練習の癒しになるようなマネ飯を作っていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。