top of page

8/21,22 新人戦(スナイプ)


お世話になっております。1回生スナイプスキッパーの峰岡拓真です。今回は、8月21・22日に琵琶湖で行われた近畿北陸学生ヨット新人戦においてのスナイプチームについて報告させていただきます。

この大会は、近畿北陸地区の各大学の1・2回生が出場する大会で、ほとんどの新入生にとって初めての本格的なレースとなりました。

1日目は、夏の琵琶湖にしては珍しく、日中を通して3〜5m程の安定した北風が入り続け、5レースを行うことができました。フィニッシュラインを間違えて大幅に順位を落としたり、最高のスタートを決めた直後にケースを起こして2回転して悔しい思いをしたり、レスキュー艇から沖飯をもらい損なって空腹の限界とフィニッシュのどちらが先に訪れるかの戦いになったりと、これからのヨットレースに活かせるいい経験をたくさんすることができました。自身の反省としては、リーチング(マークまで1直線で行くことのできる帆走)とランニング(風を艇の後ろから受ける帆走)が上位を走っている艇と比べて遅かったので、着艇後先輩に教わり、2日目に活かそうと心がけました。

2日目は、前日とは打って変わって安定感0の南風で、2レースが行われました。1レース目(第6レース)は、前半は比較的安定した風が吹いた一方、後半は風がなくなり風向も90度以上変化するという難しいコンディションでしたが、1日目の反省を生かして、リーチングでトップ艇団に追いつくことができ、リコールの関係もあって、トップホーンを鳴らすことができました。この経験が1回生のこの時期にできたことが非常に嬉しかったです。2レース目は、スタート直後はほぼ無風でしたが、急に吹き上がり、7〜8mの風になりました。新入生がスナイプチームに入ってから1ヶ月弱、この風域での練習は一度もありませんでしたが、沈をしながらも皆なんとか走りました。

先述した通り、新入生にとっては初めてのレースで、スタート練習もほとんどしたことがない中、特に未経験の新入生スキッパーはよく頑張ったと思います。この1ヶ月で確実に前に進めていることが確認できたのは大きな収穫でした。一方、競技経験年数の違いも大きいですが、他大学との大きな実力差を認識させられ、自分たちがこの地区で勝負をするにはまだまだだということを痛感しました。

今回のレースを通して、今まで先輩に言われるがままわけもわからずやってきた練習の意味、ヨットという競技の全体像が少し見えたように思います。また、レースでは他艇との関係もあり、心理的な余裕がなく、練習通りに動作をすることの難しさを感じました。

そしてやはり、他艇との駆け引きやコース引きなどを実際に経験したことによって、ヨットレースは面白いということを再確認することができました。

終わりに、去年の新人戦は新型コロナウイルスの影響で開催されなかったため、今年の出場選手は誰も新人戦を経験していませんでしたが、それでも今大会を大きな事故なく終えることができたのは、各大学の先輩方をはじめとした関係者の方々の支えのおかげです。本当にありがとうございました。今後も、今大会での経験を踏まえ、日々精進していくので、応援よろしくお願いします。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2024 Kyoto University Yacht Club

bottom of page