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ヨット部に入って一番印象に残っていること#92-5

  • 執筆者の写真: kuyc-home
    kuyc-home
  • 4月14日
  • 読了時間: 2分


こんにちは。新2回生スナイプスキッパーの中村燎です。今回のテーマは「ヨット部に入って一番印象に残っていること」ということですが、私にとってのそれは肩を痛めて手術を受け、半年間ヨットに乗れなくなったことです。

きっかけはレース中に行った至って普通の動作でしたが、強風下であったこともあり以前より痛めていた肩が悪化し、リタイアを余儀なくされました。悔しかったのは、それが先輩と組んで出させていただいた関東開催の全国規模の大会で、怪我をしたのがまさかの第1レースであったことです。自分のせいでせっかくの機会が無駄になってしまったように感じ、先輩には本当に申し訳なく思っています。

後日医者に掛かると、「このままヨット競技をしないのなら手術の必要はないが、続けたいのなら手術した方が良い」と言われ、私は当たり前のように手術をする選択を採りました。高校時代もヨット部に所属していた私は、大きな大会で入賞できなかった悔しさと「ヨットをもっと好きになりたい」という強い思いを胸に、大学でもヨットを続けることに決めたわけですが、医者に即答で「手術を受けたい」と言ったことから、私は既にヨットにのめり込んでいたのかもしれません。私は記憶にありませんが、手術後、麻酔から目が覚めた直後に私が発した言葉はやはり「ヨットに乗りたい」だったそうです(母談)。どれだけヨット好きやねん。

手術後の競技復帰に向けたリハビリには最低6ヶ月必要で、この春からようやくヨットに乗り始めています。実は自分の手術後すぐに、あの大リーグの吉田選手や大谷選手が全く同じ怪我で手術をされたことを知り、それが自分のリハビリのモチベーションになりました。ヨットに乗れない中、毎日レスキューから同期のヨットに乗る姿を見続けては気持ちが落ち込むこともありましたが、それらを経た今は高校1年生のときに初めてヨットに乗ったときのような新鮮な気持ちで練習に臨んでいます。

どんなスポーツにも怪我と隣り合わせになる部分があり、それらとはうまく付き合っていくほかありません。そんな中でヨットは私をこんなにも夢中にさせます。新入生のみなさんも試乗会に参加して、ヨットというスポーツに一緒に心を奪われてみませんか。


(写真は手術前の様子です。)

 
 
 

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