レース前ルーティン#1
- kuyc-home
- 2024年2月29日
- 読了時間: 3分

新3回生スナイプスキッパーの倉田章史です。
さて、今回はテーマフマログということで私は「レース前のルーティーン」について書かせていただきます。
ルーティーンで思い起こされるのは、ラグビーでの五郎丸選手のルーティーンでしょうか。日常でルーティーンを意識することはそうそうありませんが、ヨット競技では、レース前のストレスというものは大きいものです。船をぶつけて壊したらどうしよう、沈してマストを折ったらどうしようといった悩みにさいなまれることがあります。
私の中でルーティーンをする目的は、動作の自動化です。それができれば意識を動作といらぬ悩みから解放し、集中すべきことに集中できるからです。
前置きが長くなりましたが、私のルーティンは以下です。
まず15分早くハーバーに着き、艤装をすることで艤装ミスを減らします。そして一つ船の欠点を改善するごとに走らなければ自分のせいだというマインドメイキングをします。
出艇は一番にすることが望ましいです。そして世間話をし、ペア間の意思疎通を円滑にします。
レースをする海面についたら、動作練習をします。
ヨットレースは、まずはオレンジ色の旗があがり、470がスタートしてからスナイプもスタートするという順序で行われます。従って、スナイプスキッパーである私は、スタートラインの本部船より上の高めでウェイティングをし、スタートラインの延長にある景色を覚えます。
470がスタートしたら真っ先にスタートライン上を走り、一回ラフをして加速の練習をします。
そして一回タックをし、本部船より上側で少し低い所でウェイティングをします。このウェイティングの角度で風の振れを確認します。そして、ほかの船が並び始めるまでぐるぐるとサークリングをし、本部船上側少し低めのポジションを維持します。
ここまでの動作は何も考えずにできるようにし、意識は常に風の振れを探っています。クルーに立ってもらって奥の風を見たり、470に入っている風から風が強い場所を探ったり、風向の変化を見たりして風についてずっと話し、海面選択に集中します。
あとは周りより早く並び始め、ラフしてスタートするだけです。
いかがだったでしょうか。ルーティーンがかなり固まっていて自分でも驚きました。
昨年度は多くのOBOGおよびコーチの皆様、スポンサー様、他大の皆様、外部コーチ、さらに、保護者の皆様などたくさんの方々よりご支援をいただきました。
本年は江ノ島の海での総合三位という目標にしております。
皆様のご期待にこたえられるやう、私は、春合宿に向けては増量と筋トレに励み、いっそう、精進して参りたいと思います。お読みいただきありがとうございました。
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