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七大戦#2


 お世話になっております。3回生スナイプクルーの古閑麻央と申します。今回は愛知県蒲郡で7月13~15日にかけて行われました七大戦の報告をさせていただきます。


 今回、チームは完全優勝を目標にしておりました。しかし、470級第3位、スナイプ級第2位、総合第3位という結果で大会を終えました。


 スナイプチームは亮太朗が出場できず、急遽私たち3回生が2番艇のレースメンバーとして出場することとなりました。


 13日のプラクティスレースの際にチャーター艇が壊れ、予備艇を使用することになった私たちは、大会当日の朝に急いでチューニングを出さなければなりませんでした。1日目は5-DNC―7と、艇トラブルによるリタイアでアルファベットをつけてしまったものの出場したレースでは各大学の2番艇には勝っていたため、最低限の自分たちの仕事は果たせたという状態でした。チームとしても上位の大学とまだまだ僅差であったため、明日はいけるぞという盛り上がった雰囲気であったと思います。初日の走った感覚としてチューニングが出ていないという感じであったため、2日目の朝にもチューニングを取り直しました。しかし、このチューニングが全く合っていなかったのでしょう、2日目は艇速、角度ともに全く取れず、艇として使えていないという感覚でした。何かがおかしい、何かを変えなければいけないということは分かっていても、知識不足のために誰も何もすることができませんでした。同期と交代しながらレースに出場しましたが、12―14―13―9と全く走ることができませんでした。団体戦の中で自艇が足を引っ張る結果となったのは明確です。


 峰岡さん、亮太朗という2艇に頼りすぎていたこと、日頃からチューニングに対する意識が薄く短時間で走れる船をつくる知識と技術がなかったこと、絶対にリコールできないという緊張感の中で第一線のスタートを切れなかったこと、知らない海面でのコース引き、そして帆走力、すべての面で私たちの実力不足が前面に出た結果でした。


 応援してくださったOBOGの皆様、保護者の皆様、不慮のアクシデントが多い大会でしたがすべてに迅速に対応し陸でサポートしてくれた仲間たち、沖で風の情報を常に伝え、励ましてくれたサポートメンバー、そして私たちを信じて使ってくださった峰岡さんにはあまりにも不甲斐なく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


 しかし、3回生の90期スナイプのメンバーがこの七大戦で得たものは間違いなくどの大会よりも大きかったと思っています。ほぼ全員が3回生のこの時期に団体戦の沖レスキューでのサポートを経験したこと、団体戦でのレースメンバーという緊張と重圧の中でのレースを経験したこと、そして大会を通して自分たちの実力不足を痛感し、全員で危機感を共有することができたこと、どれをとっても本当に貴重で大切な機会をいただいたと思っています。この大会はこれからの夏合宿に向けて覚悟を決めるきっかけとなりました。


 今回の敗戦を受け、90期スナイプ7人、スナイプチーム、そしてKUYC全体はすでにミーティングを始めたり、現状と課題を振り返ったりと気持ちを新たに動き始めています。この悔しさを3か月後の全日本インカレの舞台・江ノ島の海で晴らせるよう、チーム全員、全力で駆け抜けていきますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。


 最後になりますが、大会期間中様々な面からサポートしてくださった神谷コーチ、田中監督、遠くまで応援に駆けつけてくださったOBOGの皆様、保護者の皆様、宿泊場所を提供してくださった堀井先輩のご家族の皆様、大会を運営してくださった名古屋大学をはじめとする大会関係者、ハーバー関係者の皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。


 最後までお読みくださりありがとうございました。

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