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引退ブログ#13 鈴木慎二郎


 こんにちは。87代スナイプスキッパーの鈴木慎二郎です。長いようで短いような4年間の部活動についに幕が下り、無事隠居の身となりました。引退してしばらく経ち、改めて思い返すと、ヨット部での日々は本当に充実していたと実感します。朝早くに起き夜に帰るという丸一日の活動が現役の時は厭わしいと感じる日もありましたが、今思うとだからこそ夕飯が美味しくなり、そして床に就いたら何か考える間も無く眠る、そのなんてことない日々の良さに気付かされました。

 自分はヨット部の中では正直言ってヨットが上手い訳ではなく、同期にスナイプスキッパーが自分の他に4人もいたため、レギュラーになることはなくインカレでもサポートに徹する役回りでした。そんな自分が腐らず続けてこれたのは、惰性などではなく、成長の実感と後輩の指導にやり甲斐を感じたというのが大きいです。レースの成果は目立った戦績を残せなかったものの、真摯に部活に取り組んだ日々が自分の力になり、絶えず変化する環境に対しての対応力や判断力が気づけば以前のそれとは別物となり、さらにそれを出来る限り後輩に伝えようと日々を送りました。レギュラーにこそなれなかったものの、自分のやっていることが無駄だと思ったことは恐らく一度も無いでしょう。

 チームとしては目標として掲げた総合三位を達成し、有終の美を飾ることができました。この結果に直接の関与をした訳ではありませんが、レギュラーメンバーが遠征に行っている間琵琶湖に残り後輩の面倒を見たり、レースにおいても風の傾向を調査したりと、自分は結果に貢献したと胸を張って言えると思います。そして願わくば後輩がこの京大ヨット部という凄い部活の魂を継いでくれれば、自分は満足です。

 拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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