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引退ブログ#15金坂知樹


88代スナイプリーダーを務めました金坂知樹です。


私は11/1~11/5に行われました第88回全日本学生ヨット選手権大会団体戦にて引退しました。引退して1ヶ月程が過ぎましたが、すっかり薄暗い桂キャンパスの一室でパソコンを弄る研究生活に染まりました。1ヶ月前までは2ヶ月間チームメイトと小戸で合宿生活をしていて四六時中賑やかに楽しく過ごしていましたが、今の研究生活は日常が静かになり、そして少し寂しくなりました。


まず代交代式には殆ど話さなかった自身のことについてお話させて頂きます。

私がスナイプに乗り始めたのは2021年の2月と例年よりも半年以上遅いスタートでした。日々の反省をする上で自分の練習の動画だけでなく先輩方のも見ていたのですが、ヨット初心者から見ても他とは一線を画すほど上手な先輩がいました。その方は86代スナイプリーダーを務められていた黒田丈さんです。ミーティングでも自身の考えや技術を共有して他の部員を引っ張っていました。そんな姿に憧れ、この人以上に上手くなりインカレで走ることを目標に2回生を過ごしました。結局蒲郡インカレはレースに出場することは叶わず、陸から先輩を応援することになりました。インカレが終わり、周りは先輩方お疲れ様でした!みたいな雰囲気でしたが、私としてはそれ以上にレースメンバーとしてインカレに出れなかったことへの悔しさが勝っていました。

そんな感じに代交代を迎えると、蒲郡インカレで丈さんとペアだった南野さんとペアを組ませて頂くことになりました。丈さんを超えることを目標にしている自分にとっては最高の環境で練習できとても恵まれていました。そこで1年間南野さんとペアを組ませてもらい、技術面で凄く成長でき、また琵琶湖インカレにスタメンとして出場して総合3位という偉業に貢献することができとても嬉しかったです。


最後の1年はスナイプリーダーとしてチーム全体を強化し、また1プレイヤーとしても成長して丈さんを超えることを目標にしました。

そんな形で意気込みながら代交代を迎えましたが、なかなか大変な1年でした。これまでは先輩方が作ってくれた環境の中で自分の技術のことだけを考えて成長することができましたが、最上回生として環境作りなども考える必要があり、苦労しました。また昨年にレースでいい景色を沢山見たので、今年レースに出ると自身の高い目標に対して自分の実力不足を突きつけられ、それを素直に受け止めることができなかったです。そんな中でも、スナイプを乗り始めた時から一緒に頑張ってきた山﨑堀内をはじめ、倉又、優志、やまさよ、亮太朗、谷田が支えてくれて、不満もたまっていたとは思いますが信じてついてきてくれた桂田、みやこう、岨、古閑ちゃん、髙槻、倉田には本当に感謝しています。ありがとう。


去年1年間ペアを組んで下さり、今年1年間はコーチとして支えて下さった南野さんありがとうございました。ヨットは僕にとって初めてのペア競技で、南野さんと乗るまではペアとの関係構築の仕方などが苦手で沖での風待ちとかが嫌いでしたが、南野さんが僕のアホな話に合わせてくれるなど僕が過ごしやすい艇内環境を作ってくれたお陰で風待ち中も含めてずっと楽しくヨットに乗れました。去年のインカレ最終日の帰りの曳航中に南野さんから「1年間一緒に乗ってくれてありがとう」と言って頂きました。あの時はパニクっててちゃんと返答できた記憶がないですが、こちらこそ本当にありがとうございました。


後輩へ

この一年間が京大ヨット部において大きなターニングポイントになると思っています。3回生が少なく1,2回生が多いチームになり、これまで紡がれてきたチームの雰囲気や文化を良くも悪くも大きく変えることができると思います。1回生も自分は京大ヨット部の一員なんだと帰属意識をもって行動してほしいです。応援しています。


最後になりましたが、面倒見てくださった先輩方、一緒に大学生活をヨット部にささげた同期、慕ってくれた後輩、人に恵まれたヨット部生活でした。ありがとうございました。


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